「前走の期待値は今走に引き継がれる?!」仮説検証と今後の予想

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「前走の期待値は今走に引き継がれる?!」仮説検証と今後の予想
私の予想を細かく研究している人は気づいているかと思いますが、私は同じ馬に複数回本命を打つ、もしくは「危」を打つことがあります。

これは「前走の期待値は今走も近しい可能性が高い」ことを感覚的に理解しているためです。

ここで期待値があるというのは、想定される単複の回収率が80%以上、すなわち0.8以上の期待値がある馬のことです。


そこで今回は「前走の期待値は今走にも引き継がれるのか?」というタイトルで、その理由と検証結果を紹介します。



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目次
☆期待値ある典型パターン
☆次走での解釈
☆近年の傾向と未来予測
☆前走の印別成績
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※データは2024年4月~2025年3月末の1年間



☆期待値ある典型パターン


はじめに、よくある期待値0.8以上の馬の特徴を複数紹介します。


①近走の着順が荒れている馬


→過小評価されやすい。

以下の場合も該当
①ー1:近走で不利を受けていた馬
①ー2:今走の調教は抜群に良い
①ー3:今走のレース条件が良い
①ー4:去勢明け3戦目
①ー5:馬体、性別から好走しやすい季節
①ー6:その他


②馬個体の能力(テンなど)が抜けて高い

→理由は後述


③今回の枠順が良い

→近走の成績に限らず、癖の強いコースにおいて枠が良い場合

それでは上記のパターンについて、それぞれの説明と次走での解釈を説明していきます。



☆次走での解釈


①近走の着順が荒れている馬


期待値0.8以上のほぼすべてのパターンがこれに含まれるかと思います。

例えば
①ー1:近走で不利を受けていた馬
の場合、過去の戦績は不利により荒れている可能性が高いです。

また
①ー2:今走の調教は抜群に良い
の場合、過去の調教は今回よりも悪い、すなわち馬柱が荒れていることが多くなります。


このように期待値0.8以上の馬の多くは過去の成績が荒れており、今回は「過去の成績以上のパフォーマンスに期待できる」場合がほとんどです。


例えば、期待値0.8以上だと思った馬が以下の成績だったとします。

 前走:10着
2走前:5着
3走前:7着

この馬が2着に好走した場合、成績は以下に更新されます。

 前走:2着
2走前:10着
3走前:4着
4走前:7着

見ての通り、まだまだ戦績は荒れて見えますね。

つまり、前走で期待値0.8以上の判断した馬が馬券内に好走したとしても、一度好走しただけでは戦績は荒れて見えます。
すなわち再度過小評価されて期待値0.8以上になる可能性があるということです。


また、いうまでもなく期待値0.8以上だと思った馬が馬券外(例えば9着)に敗戦した場合、次走においても同様に過小評価される可能性が高くなります。これは見ての通りですね。

 前走:9着
2走前:10着
3走前:4着
4走前:7着


②馬個体の能力(テンなど)が抜けて高い


これは近年において特に顕著な傾向です。

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