【イベント模様】小林流!アニメシナリオの書き方講座 漫画の脚色:前編

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【イベント模様】小林流!アニメシナリオの書き方講座 漫画の脚色:前編

シナリオランドではオンラインやオフラインイベントを定期的に開催しています。ライブ配信は、シナリオランドにご入会後、アーカイブ動画としてもご覧頂けます。

◆開催日:2025/4/28
◆イベントタイトル:小林流!アニメシナリオの書き方講座 ~漫画の脚色:前編~

現在、アニメ産業市場は3兆円を突破し、過去10年間で規模が倍増しました。今後もさらなる成長が見込まれています。
「小林流!アニメシナリオの書き方講座」では、拡大を続けるアニメ市場において求められる、実践的なアニメシナリオ執筆スキルを磨いて参ります。特に、アニメ作品の多くは原作をもとにした「脚色」であることを踏まえ、脚色技術に重点を置いたシリーズとなっています。

初回となる今回は、「漫画の脚色」の前編です。シリーズの初回ということもあり、初めてご参加いただいた方も多く、大変活気のあるスタートとなりました。

まず講座では、アニメにおける原作の種類や日本と海外での著作権事情など、基本的な知識を整理しつつ、なぜ「漫画原作」がこれほど重要なポジションを占めているのか、背景にも触れました。
また、漫画とアニメ、実写それぞれの表現の違いなどにも、丁寧な説明がありました。

中盤には、参加者の皆さんにもご参加いただく即興ワークを実施。『ブラックジャックによろしく』の一場面を題材に、モノローグを使わずにキャラクターの心情を映像的に表現する工夫を考えていただきました。
たくさんのアイディアが寄せられ、小林さんのフィードバックも加わり、現場さながらのライブ感あるワークになりました。



さらに、「映像的な表現」「脚色の確認事項」など、小林さん自身の現場経験に基づき、漫画をアニメ化する際に必要な脚色の考え方を、現実の制作フローに即してわかりやすく解説いただきました。

講座の締めくくりには、受講者を小グループに分けたディスカッションも実施。
『ブラックジャックによろしく』を脚色する際のポイントについて意見交換をおこないました。他の参加者の視点に触れることで、さらに理解が深まる実践的な時間となったと思います。

今回の前編では、アニメ脚本に取り組む上での基礎的な考え方と、脚色における心構えを中心にお伝えしました。
後編では、提出された課題シナリオをもとに具体的な講評とアドバイスを行う予定です。実践を通じて、さらに深く「アニメシナリオの脚色技術」を身につけていただければ幸いです。
引き続き、後編もぜひご期待ください!

⇒後編&課題の詳細はこちら!



書籍紹介(講座の脚色作品)

『ブラックジャックによろしく』佐藤秀峰 全13巻
伝書バト(無料公開中)
齊藤

講師紹介

小林雄次

脚本家・小説家
2002年にアニメ『サザエさん』で脚本家デビューを果たし、以後はアニメ・特撮やノベライズ執筆を中心に活動しながら、一般ドラマの脚本も手がける。
日本大学芸術学部映画学科、跡見学園女子大学、東京作家大学講師。日本放送作家協会常務理事。
<代表作>
『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』、「デュエル・マスターズ」シリーズ、「爆丸」シリーズ、「ウルトラマン」シリーズ、「プリキュア」シリーズ、『美少女戦士セーラームーンCrystal』、『牙狼<GARO>』、『天才てれびくん YOU』、『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』、『聖闘士星矢Ω』、舞台『六番目の小夜子』、他多数

(司会)高達俊之

プロデューサー、シニア知的財産アナリスト(コンテンツ)
アニメ製作会社トムス・エンタテインメントに16年間在職し、2017年にコウダテ株式会社設立。アニメ・映像等に関連したコンテンツ企画・製作・コンサルティングを行う。アニメ産業の白書である「アニメ産業レポート(刊:日本動画協会)」の執筆員。

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原作分析チェックリスト ~漫画をアニメに脚色するための読解ガイド~
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