この「宝珠の願い」は、オンラインサロンライブラリの連載で、

令和７年６月に、佐藤妙泉という女性僧侶の身に起こった神秘体験を

できるだけ忠実に、記していくものです。

今回②では６月１２日～１３日に起こったことについて記します。

現実は複合的な重層として存在している

１２日～１３日は、拝みこむ予定。

１３日の午後から、広島から、山内巡拝の予約の方がありましたので

信者さま対応はそれだけにして、弁才天秘法を続けながら深める時間としておりました。

１２日に、朝食をいただいたあとふと

「もうこの人生は、ここで終わってもいいなあ」と思ったのです。

わけもなく。

「どうしてわたしはこのようなことを思うのかな」と思いましたが、

理由もわかりませんでした。

その後、修法に入りましたが、ここでたいへんな動きが

起こりました。

南天の鉄塔。

密教の根本が埋蔵されている鉄塔。

そこの一番上に、小さな女の子がいて、いままさに、その女の子が

鉄塔の小さな窓から飛び降りようとしている。

そのビジョンを見たときに、わたしは理解しました。

なぜ朝、わけもなく、「終わってもいい」想念が浮かんできたのか、を。

わたしは、暗闇にずっといてわたしを待っていてくれたこの少女を

弁才天さまの宝珠にしょうと決めました。